2017-10

「秀吉が聴いたヴァイオリン」石井髙著


イタリアのクレモナにある石井髙(いしい たかし)さんの工房を訪れたのは2013年だった

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3日ほど前に、資料を探しに古本屋へ行った。偶然目に入ったのは、「秀吉の聴いたヴァイオリン」石井高著、三信文庫。

石井さんとは、2013年にイタリアをサイクリングしたときに友人に誘われて工房を訪ねている。ローマからミラノまでサイクリングした後に、ミラノから電車に乗ってクレモナへ行った。

友人は、教員を定年退職後に「クレモナ」という手作りヴァイオリンの工房を開いていた。モンゴルの馬頭琴などの民族楽器の修理にもかかわっていた。好奇心が旺盛なのだが、石井さんの本を読んでその対応のヒントに気づいた。

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石井さんの工房を訪ねた時に、「秀吉の聴いたヴァイオリン」と書いたポスターや新聞記事が片隅に並んでいた。その時から気になっていた。古本屋で背表紙を見て、すぐに買ったのだった。実は、石井さんは昨年、ガンでなくなっている。新聞記事で知ったのだった。

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石井さんの工房を出て、クレモナの町を友人と歩いていると、日本人のカップルと出会い一緒に食事をすることになった。新婚旅行中で、奥さんは芸大でヴァイオリンを教えており、旦那さんはトレイルランニングの選手だと聞いた。別れた後、わたしたちの話を聞いた二人は石井さんの工房へ行くことになった。ヴァイオリンを教えているという奥さんが、とても関心を示していた。出会いは面白いものだ。

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友人とは、今年の4月に13人の仲間と一緒にポルトガルのロカ岬までサイクリングしている。

この時に立ち寄ったのは、スペインのマドリッドから出発して、支倉常長を始めとした慶長遣欧使節、天正遣欧使節の足跡だった。

「秀吉が聴いたヴァイオリン」という本で、石井さんは天正遣欧使節の4人が秀吉の前でヴァイオリンによって演奏した曲の名前、ヴァイオリンの種類を探すまでの苦労話をつづっていた。

天正遣欧使節の4人は、クレモナにも行っていたらしい。約400年前の話ですけれど。
日本人がヴァイオリンという西洋の楽器に触れて演奏にも習熟していたらしい点、興味深い。どうしてクレモナへ行ったのか。

来年6月にスペインの「巡礼の道」をサイクリングする予定だ。もうすぐ定員なりそうだ。

「巡礼の道」をサイクリングしたら、その後、もう一度クレモナを通るルートを走ってみたいと思った。
今度は、ヨーロッパから日本をめざすルートを走りながら、ユーラシア各地と日本のかかわり、日本・ユーラシア交流史に自転車に乗って触れてみようか。「ツール・ド・シルクロード」あるいは「ツール・ド・ユーラシア」、原点に戻る旅になりそうだ。


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サイクリングのテーマにヒントになる本


『廃線紀行 もうひとつの鉄道旅』(悌久美子著、中公新書)発売時1000円、アマゾンで701円より

鎌倉街道をサイクリングすると同時に、ほかのテーマも見つけた。廃線に関する本は多い。過疎化や車社会の影響なのか、廃止される鉄道も多い。自治体の変化もある。調べて、ルートを考え始めた。

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『東京の古墳を歩く』(大塚初重監修、祥伝社新書)発売時1000円、アマゾンでは229円より

東京都内にある古墳は、約1000か所あるといわれている。発見されていないものもあるだろうから、もっと多いのだろう。この本を読むと、住んでいる国立にも古墳があった。隣にある府中や立川にもある。身近なところから地域の歴史を感じるサイクリングをスタートしたい。

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『にっぽん地図歩きの旅 古道、旧道、旧街道』(堀淳一著、講談社+α新書)発売時838円、アマゾンでは109円より

道に限って紹介している。日本全国の道をサイクリングしたいという場合には、これを参考にしたい。ただし、全国の道を知り、歴史に関する本を加えて読めば、道を通してどんなつながりがあった借り解できると思う。

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『水中考古学』(井上たかひこ著、中公新書)発行時800円、アマゾンでは540円より

水の中だから歩くこともサイクリングもできない。だが、佐渡や対馬などの島部には、船が交通手段だった。今でもそうだが。歴史を感じる上では、遺跡のような盗掘で荒らされることもないので、水中に沈んだ時代を伝えてくれるように思う。知識を加えるだけだが、このような分野にも目を配っていきたい。

市川さんの出演するテレビ番組は9月20日でした。お詫びです。

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再び、シルクロード雑学大学の会員、市川武邦さんです。持っているのは、中央アジアのウズベキスタンに伝わる民族楽器

昨日、ブログでシルクロード雑学大学の会員の市川武邦さんが、テレビ番組で紹介されるとの告知をしましたが、日程を間違っていました。ごめんなさい。訂正します。

正しい日程は、

9月20日(日) 午前9時から
テレビ局は、BS-TBS
です。

内容は昨日のブログを見てください。想像ですけれども、

勉強する時間があることがわかったので、シルクロードの楽器について書いている本を紹介します。

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「シルクロード楽器の旅」柘植元一著、音楽之友社、1992年発行時は1730円らしい。アマゾンでは、149円より(8月20日現在)

生活の中で楽器がどのように使われているか、わかりやすい。自転車で旅行しながら、道端で演奏しているおじさんに励まされることもあるのだが、旅行の一場面も思い出させてくれる。

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「シルクロードの響き ペルシャ・敦煌・正倉院」古代オリエント博物館編、1619円、柘植元一監修、アマゾンでは587円より(8月20日現在)

古代オリエント博物館の図録だったように記憶している。遺跡のレリーフが豊富で、時代による変遷を想像するのも楽しい1冊だ。巻末に、参考文献、楽器博物館・音楽資料館紹介もある。以前、これを読んで「シルクロードの楽器を集めていたら協力します。買ってきましょうか」と博物館に電話したことがある。あの話は、一体どうしたのだろう。hんあじいさんと思われただけだったのか。結局、留学生がアルバイトの講座の楽器として借りたままだ。テレビを見て、借りていることを思い出すだろうか。

市川さんの番組もよろしくお願いします。
ペダルを踏みながらテレビを見たら、シルクロードを走っている気分になれるか。

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