2017-11

天山を越えてダモイ キルギスに抑留された日本人

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5月25日から始まる夏の間は、標高3000メートルを越える山間部で家族と一緒に過ごしている子供たち。

来年の6月にキルギスをハイキングする計画を作りました。

詳しいことは、キルギスをハイキング・トルクメニスタンをサイクリング
を見てください。

新聞記事も案内しています。

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本日本兵が抑留されていたタムガ村からㇺ並み部屋区30キロほど進んだ天山山脈。標高3800メートル。季節によってはエーデルワイスが咲き乱れている。

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元日本兵が建設に関わった泥治療の診療所。村でサナトリウムへ行きたいと言えばすぐに教えてくれる。

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サナトリウム設立60周年の記念に招かれた時。村人や国防省の人と一緒に、日本から持っていたサクラの苗を記念植樹した。

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元日本兵と一緒に働いたことがあると話す姉弟。「日本人の会話を覚えていますか」とお姉さんに聞いたところ、「せーのっ!」と始まった。通訳に「キルギス語やロシア語で何か意味があるのか」と聞いたところ、「日本語でしょう」とのこと。木を転がすときに、みんなで力を合わせる際に「せーのっ!」と元日本兵が言っていたという。元日本兵の話す日本語を覚えていたのだった。

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オッシュへ向かう途中の集落で出会った子供たち。日本の子供たちと同じ顔つきで遊んでいる。思わず日本語で声をかけてしまう風貌だった。

キルギスへのハイキング、トルクメニスタンへのサイクリングは募集中です。トルクメニスタンへは、バスに乗っての参加も可能です。


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キルギスに抑留された宮野さんの戦争体験の投稿



今日(2016年12月19日)の朝日新聞朝刊に、キルギスに抑留された宮野泰さんの投稿が掲載された。

満州建国大学の学生の時に徴収されて、抑留されたのは19歳だった。投稿を見ると90歳になっていた。キルギスにあるラーゲリに抑留されたのは2年間だった。

今では車いすを利用する90歳の宮野さんも、徴兵された時は19歳だった。最難関ともいえる大学の試験に合格して、満州建国大学へ進んだが、一番多感な頃に自由を奪られてしまった。徴兵されて抑留されて、自由とは縁遠い青春時代を強いられた。

今は介護施設に入所し、車いすを利用している。軍隊生活のでたらめだった点も正直に発言している。
新聞に投稿できるだけ元気だし気力もあると思うとホッとする。まだまだ、70年前の事実や思いを教えてほしい。

朝日新聞記者の三浦英之さんの著書『五色の虹 満州建国大学卒業生たちの戦後』には、満州建国大学の学生たちの青春の様子が描かれている。この作品は、2015年第13回開高健ノンフィクション賞を受賞している。三浦さんは、現在、朝日新聞南アフリカ支局に赴任している。この本も読んで、戦争や徴兵の実際を理解してほしい。

キルギスの地図センターはなくなりました



昨日、市ヶ谷駅の近くにあるJICA地球広場で開催されたキルギス登山ガイダンスに出席した。

キルギスは、ビシケク市内に地図センターがあり、ここで20万分の1の地図を購入してサイクリングの際に利用していた。ところが、このお店が倒産して今は地図を購入できない状態だとの発言があった。

キルギス山岳協会という団体で、地図ををホームページからダウンロードできるように準備しており、半年ほど要するという。この地図は、GPSでも利用できるとの話だった。

詳しいことは、キルギス山岳協会のホームページで確かめてほしい。

ノーベル賞作家アレクシェービッチさんと三浦みどりさん


東京外国語大学が配布してくれたアレクシェービッチさんの講演会パンフレット

2015年にノーベル文学賞を受賞した作家スヴェトラーナ・アレクサンドロベナ・アレクシェービッチさんの講演会があったので、東京外国語大学へ行ってきた。東京都府中市にある。

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無料だったのだが、申し込んだのが遅くなり、スクリーンで講演を受ける部屋での受講となった。

講演の後の質問の時間、東京外国語大学の学生や大学院生はもちろんだが、東京大学の留学生、早稲田大学の学生からも声が上がった。東京外国語大学1年生の学生の質問はロシア語だった。すごいなあ。

この講演会を行っている東京外国語大学教授の沼野恭子さんのご主人で東京大学教授の沼野充義さん、その教え子として学生時代に縁があった。

私の周囲の席は学生が多かった。学生たちが話す英語やロシア語の話を聞いていると、帰国子女が多いことがよく分かった。

私の友人は法政大学の大学院生だったが、ロシア語は流ちょうだった。父親がモスクワの日本人学校の校長だったので、小学生時代中学生時代をモスクワで過ごしている。アイスホッケーをしていたこともあり、すっかりロシア語を話す子供になっていた。私と会った時は大学院生だったが、英語よりもロシア語での会話を日常会話で話すことが楽なようだった。日本語はもちろん普通に話すことができていた。トルクメニスタンを自転車で横断するときに、通訳として同行してもらった。

そんな若い人が増えているのだろうと思う。いいことだ。私が住んでいる国立市にある高校の高校生を見ても、白い顔も、黒い顔も、黄色い顔も、普通に日本語を話している。普通の制服を着ている。制服は無駄だと思うけれども、こういう言語と風貌が、「日本の高校生」といった観念になることは、いいことだと思う。

さて、元に戻ろう。

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私は、分けあって18歳プラス3年の遅れて大学で日本文学を学ぶことになった。漱石研究に挫折。

そして、マヤコフスキー学院でロシア語を学び、日本文学に与えたロシア文学の影響を研究しようと思った。

その時のロシア語の先生が、沼野充義さんだった。当時は東京大学の博士課程の学生。同い年だった。私は、大学でも必修科目の教授と相性が悪く、4年生を4回体験している。そんな時のロシア語学習だった。私も沼野さんも25歳くらい、1980年頃のことだ。

勉強よりも一緒にマヤコフスキー学院のある東中野駅の周辺でお酒を飲むことが多かった。東京工業大学の江川卓先生もよくご一緒した。ポーランド語の工藤幸雄先生も元気だった。東京工業大学を卒業した演劇評論の鴻英良先生も飛び切り元気だった。

後で知ったのだが、翻訳家の三浦みどりさんは同じころに沼野充義さんにロシア語を学んでいた。もっとも、三浦さんは東京外国語大学ロシ語学科の卒業なので、上級コースだったようだ。私は、ロシア語の初級コースで学んでいた。

その三浦みどりさんに、わたしはとてもお世話になっている。シベリア抑留された元日本兵の中には、中央アジアにあるキルギスに抑留された人がいたらしいということが分かった。厚生労働省に問い合わせても、キルギスに収容所はなかったと否定するばかりだった。2006年のことだった。

ところが、わたしのところに、2007年9月11日だったと思うのだが、一通の電話があった。「あなたが探しているキルギスで抑留された元日本兵は、わたしですよ。新聞で知りましたが、明日、キルギスへ出発でしたね」と連絡があったのだ。

その後、キルギスのイシククル湖の湖畔にあるタムガ村。ここにある国防省のサナトリウムに125名の元日本兵が抑留され、1946年から1948年まで泥治療の診療所の建設に従事させられていたことが分かった。強制的だった。

この建物の中に「キルギス平和センター」を設立しようと私が奔走していた時、三浦みどりさんから大きな封筒が送られてきた。中には、シベリアに抑留された高杉一郎さんの「極光のかなたに」という作品のロシア語版のコピーが入っていた。

私がキルギスの国防省との交渉し、「キルギス平和センター」の設置を計画していることを知り、展示物の一つとして送ってくれたのだった。高杉さんの体験を書いた本のコピーだったが、ロシア語ならばタムガ村の子供たちにも、この村に日本人兵士がいた時もある歴史のあることを知ってもらえるだろうとの思いで、送ってくれたのだった。

もちろん喜んで展示させてもらい、三浦みどりさんにも手紙でお知らせをした。ところが、三浦さんは2012年だったと思うが、ガンでで帰らぬ人となった。

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だが、こうして三浦みどりさんの翻訳した作品の作者が、ノーベル賞を受賞している。三浦さんの眼力にも感謝もお礼もしたいと思う。そんな気持ちも持ちながら、スヴェトラーナさんの講演を聞きに行った。

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スヴェトラーナさんの講演は、上記の書籍に関係することも多かった。福島でのインタビューの体験も、そのうち日本の出版社から発行されると思う。楽しみだ。

もう一度本を読み返し、スヴェトラーナの話した「女たち」の足跡を自転車で巡ってみたいものだ。三浦みどりさんに感謝。合掌

キルギス登山ガイダンス日本開催

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「キルギス登山ガイダンス日本開催」のお知らせ

日時・場所
第一回 12月2日(金)
18:20〜20:40(開場18時)
JICA地球ひろば:202AB号室[座標:35.6945, 139.7313]
地下鉄有楽町線・JR総武線(各駅停車):市ヶ谷駅(徒歩8〜10分)
ゲストスピーカー:

武川俊二氏(JFMGA山岳ガイド)
奈良間千之氏(新潟大学准教授:地理学・雪氷学)
第二回 12月3日(土)
13:20〜15:40(開場13時)
JICA横浜4F:「かもめ」[座標:35.4546, 139.6405]
横浜・みなとみらい線:馬車道駅(徒歩8分)
JR京浜東北線・横浜・根岸線:関内駅・桜木町駅(徒歩15分)
ゲストスピーカー:

奈良間千之氏(新潟大学准教授:地理学・雪氷学)
山野井泰史氏(登山家・クライマー)
早稲田大学山岳部OB(予定)
入場無料・申請不要(定員内であれば、中央アジアの自然や登山・冒険に関心のある方はどなたでも参加可能です。)また、両日とも、ゲストスピーチ以外、内容は同じものとなります。

詳しくは、ホームページを見てください。そこで申し込みもできます。

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