映画「少女は自転車に乗って」
2月6日(木)、午前中に都心で打ち合わせがあった。夕方は越谷で友人と呑むことになっていた。空いた時間に、岩波ホールで映画を観た。
中国の新疆ウイグル自治区、中央アジア、イラン、トルコとイスラム圏を自転車で見聞してきたが、自転車は女の子たちにも人気の様子だった。子供のころは自転車好きも、大人になると車をほしがる。ちょっと前に日本と同じ。特にイランは、自転車メーカーも多いようで、子どもに合わせたサイズの自転車で遊んでいる様子をよく見かけたものだった。
2月7日(金)も午前中に都市で打ち合わせがあり、でかけた。今度は、国立科学博物館で「砂漠を生き抜く 人間・動物・植物の知恵」と題する企画展を見ることにした。
バタンチリン砂漠、モウス砂漠、タクラマカン砂漠、黄土高原、トングリ砂漠など砂漠を旅行する機会が多かったので、興味深く展示を見た。
イランでは、カレーズと言って地下水道を掘って水路を作り灌漑や飲料に利用している。カレーズ博物館へ立ち寄った時、水路を掘る作業に従事したのは、視覚障害者だと解説していた。暗闇の中での作業には、聴覚の鋭い視覚障害者が適していると説明していたことを思い出した。
しかし、今回の展示には、カレーずの紹介は、故小堀巌氏のフィールドノートを紹介していたくらい。カレーズは、中国の新疆ウイグル自治区のトルファンでもよく見かけた。だが、どうしてイランの土木技術が遠く離れた地でも見受けられるのか。そんな説明がほしかったがなかった。でも、無料で配布しているパンフレットは素晴らしい。展示をすべて掲載していた。とりわけ各地の砂漠の砂の拡大写真は美しい。これだけでももうけもの。
この日は、上野から御徒町まで歩いた。昼間からお酒を飲んでいるスーツ姿も多かった。わたしも呑みたかったが、ひとりではさみしい、わびしい。自宅へ直行した。
スポンサーサイト