2015-07

本を読んで知る。自転車旅行で人生を楽しもう。

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「チベットの白き道 冬期チベット高原単独自転車横断6500キロ」安東浩正著、山と渓谷社

安東氏は、この後に厳冬期のシベリアを冬季に単独で横断するなどして、植村直巳賞を受賞した。大学では山岳部に所属し、会社を辞めて雲南大学へ留学している時にチベットを横断した。その時の手記がこの本だ。文庫本の発行を期待しているが、なかなか出版に結びついていない。また、シベリア横断の記録も出版を期待しているが、今のところ出てこない。早いところ出版して欲しい。読者はまっている。1999年発行、728円より手に出来る。

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「自転車かついでアジアひとり旅」高群哲夫著、ウインかもがわ、アマゾンでは245円より

ベトナム、中国、モンゴル、台湾を自転車で巡った記録。どこでもいいから自転車で旅行したい雰囲気の本だった。文句が多い。失敗が多かったのだろうか。旅は、思い通りにいかないものだが、それを楽しむ気持ちが大切。思い通りに行かない旅を楽しんで欲しい。そう思えば参考になるかな。1999年発行。1987年から1998年の旅。

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「ナラボー平原を越えて 車椅子と自転車のオーストラリア横断」坂東誠一著、朝日ソノラマ、アマゾンで1円より

登山中の滑落事故でか半身不随となり車椅子生活を余儀なくされた女性とサポートの自転車によるオーストラリア人力旅行の記録。1993年の発行。女性は宮崎美奈、サポートの男性は著者の坂東誠一さん。1991年、当時、彼女はごく普通の車椅子でオーストラリア横断に挑んだ。主にテントで過ごしながらオーストラリアを横断した。障害を負った次の生き方として、生きがいにつながる旅だが、見事に成功。その後、彼女はアメリアにわたってイルカと泳いだり、スポーツを楽しんだり。結婚して子供にも恵まれている。自転車による、車椅子による人力の旅が、生を支え、生きる目的にプラスに作用することを伝える一冊だ。宮崎美奈さんによる著書もある。

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「シルクロードを全速力 女ひとりの自転車旅行」D・マーフィー著、中川弘訳、社会思想社の現代教養文庫、アマゾンで99円より

著者は自転車でアイルランドからインドまで走ったが、アフガニスタンとパキスタンを主としてまとめたのがこの本。1963年の旅だが、当時の様子がよくわかる。今の自転車やタイヤとは違うし、道路状況も良くなかった。大変さが忍ばれる。女性のひとり旅の苦労もよくわかった。旅の舞台のアフガンやパキスタン、自転車旅行を楽しめるほどに平和になって欲し土地で英語に慣れながらという意味もあったようだ。いものだ。

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「ライディング・イン・U.S.A.」芳賀雅也著、サンドケー出版、1994年、アマゾンで1円より

著者が30歳の時に、広告代理店を辞めて自転車でアメリカを走った記録。西から東へと走っている。風と西日を考えてのこと。また、地形を考慮した上で、徐々に人口の多い土地へと移動しながら英語に慣れる目的もあったようだ。、自転車旅行のノウハウよりも、アメリカの生活の一部に触れる本だと思って欲しい。本来は、旅の目的はこんなところにあると思うのだが。自転車旅行のノウハウを、最後にまとめてある。



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自転車旅行の本を紹介。夏休みを楽しもう。

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「陽子のカンカンロード」 船水陽子著、講談社、1300円(税込)

夏休み初日に「陽子のカンカンロード」を本棚に見つけた。著者がオーストラリアを走ったのは、13歳の時。両親は40歳くらいだった。本を開くと、著者の船水陽子さんのサインが入っていた。また、カバーやデザインは、知り合いのデザイナー浅野邦夫さんだった。カンカンロードを走った少女が、どんなすてきな大人に育ったのか。会ってみたいものだ。


この本は、船水さんが両親と一緒にオーストラリアをサイクリングした紀行文だ。その前に、ニュージーランドでペダルを踏んで、オーストラリアの後にはインドネシアを走る予定だ。そのことも暮らしの一部として紹介されている。、

当初、Amazonで中古本を見たら300円代の本が4冊あった。翌日に見ると3冊減っていた。その翌日にはさらに1冊減っていた。300円台の本はなくなっていた。夏休みの計画を練っている人が買ったのかもしれない。私も夏休みに親に止められていたのに、小学生だけで往復50キロほどサイクリングして、角田浜へサイクリングに行ったことがある。50年も前の話だ。

子供たちには車に気をつけてサイクリングを楽しんで欲しい。1995年発行。

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「ただの私に戻る旅 自転車でゆくアイルランド 私の愛した街」横井久美子著、労働旬報社、1800円(税込)

自転車でのひとり旅は、自分の原点を再認識することになる。ペダルを踏んでいるときは、ひとりだと色々と考えることがある。著者は自転車を買うところから始めている。詳しくは読んで欲しい。アマゾンで調べたら、中古しかなかったが、50円からだった。定年後の皆さん、参考にいかがですか。著者は、国立音大在学中からのミュージシャン。アイスランドを走ったときは47歳だった。この本は4刷りだった。当時は良く売れ、サイクリングは中高年に人気だったのだろう。1996年発行。

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「ナイル自転車大旅行 女ひとりアフリカ砂漠をゆ行く」ベッティナ・セルビー著、小林泰子訳、新宿書房、2400円(税込)

タイトルのとおり、ロンドン生まれの著者が、アフリカを自転車で旅した記録だ。著者の経歴が変わっている。15歳で学校を辞めて軍隊に入隊、写真家として活動し、ロンドン大学で宗教学を学んでいる。イギリスは、何歳になっても学び直しできるということか。著者は、1934年生まれで、今は自転車旅行ジャーナリストと、著者紹介にはある。1996年の発行。中古の書籍は、1円からある。お買い得だよ。ライフワークや定年後の生き方のヒントが見つかるかもしれません。


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「アジア自転車の旅 モンゴル高原 台湾 シルクロード」渋谷義人著、連合出版、1700円(税込)、1996年発行

著者は、1960年生まれ。教員として勤めているが、今も現役のようだ。奥付を見ると日本アドベンチャーサイクリストのメンバーという。私と同じクラブに所属しているようだが、面識はない。かなり軽装で自転車旅行を楽しんでいる様子だ。テントではなく、宿に宿泊して旅を続けていた模様。旅の様子は、学級通信を通して教え子たちに伝えたとのこと。自転車旅行の様子は、どんどん周囲の人に、楽しさを伝えて欲しい。これからもライフワークを持って、仕事も趣味や特技も楽しんでほしい。1円からある。

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「シルクロード自転車西遊記 西安~蘭州900キロ」地球と話す会ツール・ド・シルクロード編集委員会編、日中出版、1800円(税込)

長澤法隆が主催している『ツール・ド・シルクロード20年計画』第1年目の記録。500円代からある。ただし、1000円以下は4冊だけだった。17名で走った記録だが、長澤一人だけが目立つのは嫌なので、編集委員会の編著とした。また、地球と話す会で始めたが、仕切り大好き人間の入会で、長澤は退会してシルクロード雑学大学を結成した。この団体で、2012年にローマに到着した。

2013年からは、『ツール・ド・シルクロード10年計画』と称して、2回目のシルクロード見聞を楽しんでいる。ライフワークを持って、趣味などの遊びも仕事も大事にして人生を楽しく過ごすことを提案している。シルクロード旅行はその一環だ。

長澤は、シルクロードを通って日本に伝わった野菜や果物の種を持ち帰り、空港で植物検疫を済ませて、ベランダや借りている畑で栽培している。昨年、敦煌郊外で脳梗塞で倒れ、今年は心不全で手術した。自転車による旅はまだまだ続けている。今後は栄養に関心を持ち、調理法や栄養にも目を向けて旅を楽しみたい。

メンバーの中には、教員を定年退職後にバイオリン工房を開催し、自転車旅行の旅先でシルクロードの民族楽器を購入して、構造を調べたり、材質や音階を現地で聞き楽しんでいる人もいる。もちろん演奏も楽しんでいる。民族楽器のCDを購入して、帰国後に仲間に聞いてもらうのも楽しめそうなライフワークだ。

今年(2015年)は、ウルムチ近郊からカザフスタン国境までを計画している。今も参加者を募集中だ。今年は長澤はバスで移動する。医師の忠告に従うのだ。自転車もOKだが、1年目はバスで移動する人の参加も歓迎します。

詳しくは、シルクロード雑学大学のホームページから電話かメールで連絡をください。

来年(2016年)は、スペインとポルトガルを走って、ロカ岬を目指すよ。約400年前の慶長遣欧使節や天正少年使節の足跡とも重なるので、使節の一部の人がスペインにとどまったという。彼らの姓は「ハポン」という。日本人という意味らしい。ハポン姓の多い町の訪問でどんな出会いがあるのか楽しみにしている。

イタリアには、ジャポーネという姓の人がいるらしい。彼らの祖先は日本人だろうか。



キルギスの映画監督を読売新聞でも紹介

キルギスから来日した映画監督を読売新聞新潟版で紹介

先日、来日したキルギスの映画監督を読売新聞新潟版で紹介している。上記の文字をクリックして読んでください。

1946年から1948年にかけて、中央アジアのキルギスにある小さなタムガ村に抑留された宮野泰さんが、新潟県新発田市に住んでいる。彼へのインタビューのために来日したのだ。一般にシベリア抑留と言われ、ソ連各地の捕虜収容所での労働を強いられた元日本兵は、当時ソビエト領内だった中央アジアにもいた。

記事の中に、キルギスに抑留された宮野さんは着物を着て踊ったとの話が書いてある。宮野さんには何度か話を聞いているが、初めて聞く言葉だ。もうすぐ89歳と言っていたが、記憶力はまだまだ健在のようだ。多くの人に語って欲しいものだ。

まだまだ、70年前の戦争の話を聞きたい。

また、これを読んだ人の中に、身近にシベリア抑留された人がいたら紹介して欲しい。

キルギスから映画監督がやってきた


左端がキルギス共和国内にあったらラーゲルで労働を強いられた宮野泰さん(88歳)

中国の西安からイタリアのローマまで見聞する『ツール・ド・シルクロード20年計画』は、1993年にスタートした。だが、1999年には、中国のカシュガルからキルギス共和国へと、国境となる天山山脈を越えるのに苦労した。

天候、

政治、

怨念。

いろいろあるのだが。2013年までに6回チャレンジしているが、今も30キロメートルほど走っていない道路が残っている。

6回チャレンジする間にキルギスのことを調べると、キルギス人の間に「日本人と一緒に働いたことがある」といった言い伝えが、親や祖父母から子供に伝わり噂になっている町や村のあることがわかった。日本国内で写真展を開催し、報告会を重ねて開催し、2007年になんとか元日本兵をみつけることができた。

日本の厚生厚生労働省は、元日本兵の中でも亡くなった方のいるラーゲルしか記録していない。ところが、キルギスにあり、元日本兵が抑留されていたラーゲルからは、全員が復員している。125名いたのだが、なくなった方が一人もいなかった。厚生労働省の調査と記録では、このようなケースはカウントされていない。

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新潟日報20015年6月27日の朝刊、キルギス人の映画監督が元日本兵のインタビューのために来日していることを伝えている。わたしは入院中も携帯電話とパソコンで連絡を取り、映画監督が取材できるようにと務めた。

2008年に探し出した元日本兵と一緒に、シルクロード雑学大学のメンバーはキルギスを訪問した。キルギスの新聞4社、テレビ局4社ほどが同行取材をした。その報道から、キルギス人の映画監督も取材のために来日するようになった。

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2010年、キルギスでボランティア活動をしているJICA青年海外協力隊のメンバーなどの力を借りて、元日本兵の抑留されていたことを伝える「キルギス平和センター」を開設できた。シルクロード雑学大学が呼びかけたのだ。ボランティアの方には、寒い中とてもお世話になった。ありがとう。

キルギス人の映画監督による映画は、11月に封切りの予定だ。映画を見て、キルギスで元日本兵の働きぶり、生活ぶりなどを聞く旅をして欲しい。戦争を知らない世代の若い日本人にこそ。そして、若いキルギス人と話して欲しい。

「キルギス平和センター」にも足を運んで欲しい。キルギス人から、70年前の日本人の印象を聞いて欲しいと願っている。

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