2017-06

アルマトイと南三陸を結んで届いた、原稿の束


南三陸ホテル観洋の近くで見かけた避難を伝えるお知らせ

朝日新聞記者の三浦英之さんから荷物が届いた。

出てきたのは原稿の束。

三浦さんには、2010年にキルギスの日本人捕虜のことで取材を受けていた。一緒にカザフスタンのアルマトイでも取材している。その後も、満州建国大学の卒業生たちに取材を続けていたようだ。

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三浦さんが追いかけてたのは、満州建国大学の各国で暮らす卒業生たち。アルマトイは、キルギスで捕虜として暮らし宮野泰さんと同級生のスミルノフ氏の取材で訪れた。

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スミルノフ氏と会った翌日、キルギスのタムガ村でオープンするキルギス平和センターの設営のために、わたしと宮野さんはキルギスへ向かった。青年海外協力隊のボランティアにも手伝ってもらった。三浦さんは、アルマトイに残り引き続いてスミルノフ氏の取材を続けた。

2011年3月11日に東日本大震災が発生すると、三浦さんは南三陸駐在となった。それまで追いかけていたテーマは、一時中断。わたしは、10月末に気仙沼へ行き、帰りは自転車で石巻まで南下した。途中、南三陸ホテル観洋に宿泊した。

当時は、宿泊施設が限られていた上に、復旧工事の作業員用に借り上げている宿泊施設が多く、通りすがりのわたしが宿泊できるような部屋はなかった。1つだけ空いていたのは4人部屋。ほかに宿はなく、宿泊したのだった。

三浦さんは、このホテルに常駐して取材していた。このことを知ったのは、帰宅してからのことだった。分かっていたら、アルマトイの時のように、お酒を飲みながら話ができたかもしれない。満州建国大学の卒業生たちのこと、被災地のことなど。

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気仙沼、陸に打ち上げられた漁船

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津波の後に発生した火災で焼けたバス

その後も、エジプトやフィリピンなどからの記事を目にし、「例のテーマ」を気にしていた。

今日、その原稿が届いたのだ。全体の中で、わたしに関係するのは1章だけ。それにしても、あっと驚くような事実が並んでいた。満州建国大、時代に戦争に翻弄された人生に愕然とするばかりだ。

三浦さんは、同封している手紙の中で、被災地への赴任で取材が中断したことを詫びた上で「とき既に遅し、といった感じでしょうか」と自嘲的な一文を載せてきた。来年は戦後70年、証言者が少なくなる中で貴重な記録になると思っている。わたしも頑張らなくては。

9月に転勤とのことなので、2・3日の間にチェックして返送しよう。
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