2017-10

『五色の虹 満州建国大学卒業生たちの戦後』の広告


今朝(12月15日)の朝刊で『五色の虹 満州建国大学卒業生たちの戦後』(集英社)の新聞広告

12月15日、朝刊を開くと『五色の虹 満州建国大学卒業生たちの戦後』の広告が目に入った。

第13回開高健ノンフィクション賞を受賞している作品だが、今日が発売だ。

著者の三浦英之さんは朝日新聞の記者。国立支局に赴任した時に、キルギス共和国に抑留された新潟県在住の宮野泰さん(現在は89歳)への取材を依頼した、キルギスに日本人の抑留者がいたことは、新聞各紙の東京版、新潟版で紹介されていたが、全国版では紹介されていなかった。2010年のことだった。

わたしは、戦争直後にキルギスに抑留された日本人を追いかけているが、タムガ村に抑留されたのは125名。しかも、名簿によれば125名の出身地は北海道から沖縄までの40都道府県。連絡が取れるのは、東京、新潟のほかに北海道、大阪、広島、熊本、長崎の10名ほどだった。

まだ、他の府県に暮らす抑留者と連絡を取りたいと思っていたのだ。それに、すぐに宮野さんがアルマトイ経由でキルギスへ行くことが決まっていた、他にも抑留者が一緒ならば、宮野さんも心強いと思って「仲間」を探していたのだった。

偶然にも三浦さんは、新潟支局に勤務していたことがあった。宮野さんのことばに含まれる方言も聞き取れるし、取材で新潟県を訪れるにしても土地勘が取材にも生きると考えていた。

宮野さんは、昭和12年に創立し、日本の敗戦とともに閉ざした満州の官吏を要請するエリート養成機関・満州建国大学の卒業生だった。また、同窓生のロシア人がアルマトイに暮らしている。

三浦英之さんの興味は、キルギスから満州建国大学の卒業生への人生を追うテーマに広がっていた。

満州建国大学の卒業生には、中国人、台湾人、ロシア人、モンゴル人、韓国人もいた。三浦さんは、国境を越えて満州建国大学の卒業生を追う取材に、テーマを広げていた。

詳しくは『満州建国大学卒業生たちの戦後』を読んでほしい。値段は1836円。


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