2017-10

中国からキルギスへ 国境での騒動



「ツール・ドシルクロード20年計画」は、1999年に中国のカシュガルからキルギスのビシケクまでサイクリングの予定だった。だが、洪水で国境へ行く道が流されて、自転車で天山山脈を越えることはできなかった。

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朝は曇り空だったが、そのうちに青空が広がった。だが、国境へ向かう道の橋は流されてしまっていた。参加者は記念写真だけでも残したいという。記念撮影の脇を流れる川には、濁流が流れていた。上流は雨が続いていたのだろう。

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2000年は青空が広がっていた。昨年の続きだから、記念撮影の場所も自転車で通り抜けた。

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国境は10時から開くというので、9時から並んでいた。出国手続きを待っていたのだ。だが、後から来るバスは次々と国境に向かっていくが、わたしたちの順番が来ない。

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自転車を通りの真ん中に寝かせて、お店でお茶を飲んで順番を待った。

img434_R.jpg

だが、呼ばれることはなかった。

午後になった。14時頃にようやく呼ばれた。一人当たり10ドルで通してやるとのこと。そうでなければ通さないという。賄賂がほしかったら、朝の段階で行ってほしかった。何のために時間を過ごしたのかわからない。国境の兵士は、雲南省から来たという。わたしたちのガイドは、ウイグル人だった。こんなところにも民族差別がはびこっていた。兵士に話を聞くと、漢族以外は人間とみなさないような教育を受けているようだった。

img425_R.jpg


だが、国境を通る手続きが始まると、またもや問題が待っていた。参加者の一人が持っていた本に、「靖国」とあったのだ。中国で、日本の靖国神社や戦前の日本軍を賛美するような活動を行っていたのだろうという。持ち主は個室で尋問を受けることになった。他のメンバーは、持っていた地図に台湾を中国の一部と書いていないことから、これも政治活動をしていたと判断された。彼も個室で尋問を受けることになった。

こんなことがあり、国境へ向けてのサイクリングはすっかり遅くなってしまった。
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