2017-10

加藤九祚先生の追悼講座



11月5日(土) 麻布台にある大阪経済法科大学麻布台セミナーハウスへい行った。

9月にウズベキスタンで亡くなった考古学者の加藤九祚さんの追悼講座があったのだ。講座は、当初は、加藤先生の講演を聞く予定だった。シベリア抑留者支援・記録センターの事務局も関係しているので、加藤先生のシベリア抑留体験を聞けると思って楽しみにしていた。

だが、ウズベキスタンの発掘現場で倒れて、帰らぬ人となった。

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講演会では、成蹊大学名誉教授の富田氏に送られてきたというS.I.クズネツォーフ(イルクーツク大学)から届いたという「加藤九祚教授の思い出」を、富田先生が翻訳して配布してくれた。これはいい資料になる。

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また、会場である大阪経済法科大学学長の藤本和喜夫さんは、国立民族博物館を加藤先生が退職する時に、加藤先生が書いた文だという版画のコピーを配布してくれた。版画だという。1986年だから、加藤先生は64歳の時だった。私が加藤先生と出会ったのは、この10年ほど後になる。

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また、受付で加藤先生の「私のシベリア体験から」と題した本を販売していたので、買ってきた。

加藤先生は、「シベリア抑留といっても、わたしはスターリンのもとに留学に行ったと考えることにしている。だから、あまり話したくない」とお酒を飲んでも詳しいことは話してもらえなかった。

ただ、著書に中に、同じく抑留された一人の仲間を、脱走した二人組の抑留者が食糧として連れ出して、後に発見されたとあり。このことは1回だけ話してもらったことがある。

私の父はガダルカナルで敗戦を迎えたが、現地の家からお米を盗んだり、ネズミを食べたりと食料には困ったという。戦争に行ったというより、泥棒に行ったと同じだといっていた。人間の肉はおいしくない、渋いと話していた時は珍しくお酒に酔っていた。同じようにガダルカナルで敗戦を迎えたおじさんは、可なりののん兵衛だったが、この時ばかりは静かになった。

子供の頃だったので気にしていなかったが、大学で日本文学を学んで卒論は「武田泰淳のヒカリゴケにおける罪の意識」だった。4年生を4年かにやったが、この卒論で卒業となった。この卒論は、古林尚先生がほしいというので、差し上げた。この先生は、特攻隊員だったが、飛び立つ前に敗戦となっていた。古林先生はすでに亡くなっている。ヒカリゴケの舞台である北海道の羅臼へ行ってみたいものである。もちろん自転車で。

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今日の受け付けは、北原美智子さんが対応してくれた。彼女の著書「北方部隊の朝鮮人兵士」も買ってきた。今年中に読みたい。
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