2017-07

支倉常長と東北の隠れキリシタン


「仙台夜の顔 国分寺町ほか」朝日新聞仙台支局編、仙台宝文社刊

古本屋から届いたが、直ぐにページを開いた。

朝日新聞宮城版に連載された「仙台風土記」をまとめたもので、昭和60年に発行されている。

5つの章に分かれているが、5つ目は「キリシタンの里」。

先日、支倉常長と一緒に慶長遣欧使節の一員としてローマに渡った足軽を先祖に持つと伝えられている友人を訪ねて、宮城県の気仙沼へ行った。友人の弟だ。

支倉常長の一行は総勢180名だtった。その中で、日本人は140名で宮城県の月ノ浦を出発し、メキシコ経由でスペイン、ローマをめざしている。他の40人はスペイン人だった。

メキシコで通訳として同行を求められた日本人を含めてスペインに到着したのは26名。

ローマに到着したのは16名。スペインのコリア・デル・リオに住むことにして帰国しなかった日本人が6名から9名。日本へ帰国したしたのは12名と推測されている。

支倉常長が帰国するとキリスト教は弾圧されており、支支倉は52歳でなくなったとも84歳でなくなったとも言われている。

今回、古書店から届いた「仙台の夜の顔 国分寺町ほか」を読んでいると、昭和28年8月15日付けの朝日新聞宮城版で、本吉郡津谷町馬籠で「屋根裏に中52階」が発見されたとある。この家の先祖が、隠れキリシタンだった証と受け止められている。江戸時代には、キリシタンの家は五代先まで禁教であったキリスト教からの改宗を監視されていた。それだけに、この地域ではキリスト教はすっかり悪者扱いだったのだ。

先日、友人の弟さんの話を聞いた時も、「昭和30年頃、親戚の佐藤という家で家を建て直そうと工事していたら、隠し部屋が見つかって新聞でも報道された。隠れキリシタンだったと思う」とのこと。場所は馬籠だった。

ご先祖様のお墓へ行く途中にその家はあり、車か、遠目で建て替えた新しい家を写真に納めさせてもらった。こんなこともあり、先祖は支倉常長と一緒にローマに行ったらしいと話していた。

ご先祖様のローマ帰りの具体的なモノとしては、ローマから持ち帰ったと伝えられているインクツボや十字架、香炉もあったと母親から聞いているという弟さん。インクツボは、弟さんが気仙沼市役所に勤めている時に市史編纂室にいたこともあり、この時に写真で撮影しているという。インクツボを保管している親せきの家が、東日本大震災の津波に飲み込まれている。インクツボは、気仙沼のリアス・アーク美術館にあるだろうとのことだった。

私は、弟さんと会った翌日、丘の上にあるリアス・博物館まで自転車で行った。所が、坂の上の美術館は休館日だった。

支倉常長と一緒にスペインやローマに行き、一緒に帰国した人たち。彼らの、帰国後の過ごし方、生き方は不明だ。支倉常長以外のもの、キリスト教徒への弾圧の状態を一般に伝えるためにも、調べてみたいものだ。資料があったら教えてほしい。

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