2017-06

カイラスへ行きたい 「チベットの白き道」を手に思う

安東浩正
1999年に発行された安東浩正さんの著書「チベットの白き道」

山岳写真家の小林尚礼氏の案内で梅里雪山(カワカブ)の麓の村を巡った旅行に出かけたのは、前回の記述の通りだ。

この旅行で知り合った一人の参加者と「カイラスへ行こう」と帰りの電車の中で意気投合した。

小林氏は、「来年は午年でカイラス巡礼の年、再来年はひつじ年で梅里雪山(カワカブ)巡礼の年。そんな案内のツアーをしたい」というような話をしていた。それが、参加者との電車の中での会話に結びついたのだった。

帰宅して早速、本棚からチベット関連の本を引っ張り出した。最初に読み始めたのは「チベットの白き道」(山と渓谷社)。日本アドベンチャーサイクリストクラブの仲間で、雲南大学に留学してチベットを自転車で巡った体験を持つ安東浩正さんの著書だった。

本文中のカイラスに向き合った一部を紹介します。
「氷河の大きな壁が聳え立つ所まで来たが、ぼくはその上にあるパラダイスを見たいと思い、左に巻いてガレ場を直登する。その上へはさらに高みへと続くルートが現れる。カイラスはどこまでもどこまでもぼくを上へ上へと誘った。それは天涯へと続く道だった。果てしない道だった。そして、ついにはぼくの手の届かない高みへとその道は登っていった。
 ここまでかなと思った。ここから先は神の領域になる。人類がそこへ挑むことも物理的には可能だが、もはや生身では太刀打ちできそうにない。その先へ行くには装備が必要だった。そして、そこへは人間は踏み入れるべきではないとも思われた。」
このときの高度は5450メートルという。

20年間シルクロードのオアシス・ルートを自転車で見聞してきた。しかし、杳としているのは西南シルクロード。わたしは来年60歳だから、もはや20年計画はむずかしい。10年くらいの時間をかけて西南シルクロードを追いかけてみたい。時には歩いて、時にはペダルを踏んで、風景や風や匂い、五感で空間を感じたい。

その第一歩は、喘息の治療。

 
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