2017-06

キルギス抑留の初の記録の出版と映画のお知らせ

タムガ
キルギス共和国のタムガ村に抑留された体験を記録した宮野泰さんの著書「タムガ村の600日」(新潟日報事業社)

一般に「シベリア抑留」と言われているが、元日本兵が捕虜として、あるいは民間人が抑留者として旧ソビエト国内に留め置かれた地域は広い。中央アジア各国やカフカスのグルジア、旧ソビエト国内ではないがモンゴルにもその姿はあった。

中央アジアのキルギス共和国に、ラーゲルはなかったと厚生労働省は主張していた。ところが、三井勝雄氏の著書「天山の小さな国 キルギス」(東洋書店)で『日本人の捕虜と働いたことがある』などのキルギス人の証言が紹介にされた。それでも、厚生労働省は、キルギスにおける日本人捕虜の存在を問われても、首を横に振っていた。

しかし、2007年に、私にかかってきた1本の電話で、厚生労働省の主張はひっくり返った。キルギスのタムガ村に捕虜として2年間を過ごした方からの電話だった。他にも証言者は現れ、4名にインタビュー、2名と電話で話した。ここでの捕虜の数は125名。

インタビューを受け、60年ぶりに現地を再訪した宮野泰さんが、体験を出版し、私のもとに30冊送ってきた。マスコミへのPRや在日キルギス大使兼への寄贈など、一部を販売分として預かっている。書名は「タムガ村600日 キルギス抑留の記録」です。希望者には、1冊2000円でお分けします。長澤まで連絡をください。売り切れの際は、ごめんなさい。

また、映画「私はシベリアの捕虜だった」の上映会があるのでお知らせします。

日時:11月16日(土)14時から17時30分(開場13時30分)
会場:法政大学58年館5階(856教室)
参加費:500円(元抑留者、遺族、学生は無料)
予定プログラム:
第1部 14:05~15時30分 映画の上映
第2部 15:40~15:50 フィルム発見の経緯と背景の説明/山内隆治(資料映像バンク)
   15:50~16:10 製作者・父シュウ・タグチの思い出/田口 寧
   16:10~16:35 コメント/富田武(成蹊大学教授)
   16:35~17:20 会場質疑・追加コメントなど
共催:法政大学現代日ロ関係研究所、シベリア抑留研究会、シベリア抑留者支援・記録センター
協力:映像資料バンク
備考:先着100名、予約不要、直接会場に13時半過ぎにお越しください。長澤は受け付けにいます。宮野さんの本の購入を希望の方、会場でお渡しします(有料)。

現在、法政大学は鉄格子に囲まれていません。タテカンもバリケードもありません。集会を開く広場もありません。昨年、文学部同窓会の記念大会に招かれて講演しましたが、校舎を見て愕然。私の住む団地よりきれいです。

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