2017-05

キルギス抑留の取材に同行し新潟県へ


キルギス共和国のタムガ村で捕虜として2年間を過ごした宮野泰さん

1月13日(月)、9時12分の新幹線に乗って新潟駅へ、そして新潟県新発田市に向かった。

群馬県までは快晴で、新幹線からも富士山がよく見えた。だが、トンネルの向こうは銀世界だった。

中央アジアにあるキルギス共和国の東部に周囲680キロ、琵琶湖の9倍の面積を持つイシククル湖がある。湖の南岸にあるタムガ村に、1946年から1948年まで捕虜として過ごした宮野泰さんをある通信社の記者がインタビューするというので、同行したのだった。

わたしにも、どうしても確認したいことが1点あった。

DSC02017_R.jpg
JR新発田駅前のロータリー

昼前に新発田駅に到着したが、思ったより暖かかだった。冬の新潟にしては珍しく、青空が広がっていた。駅前の食堂に入ってラーメンを頼んだが量が多い。高校生の時にサッカーの部活後、洗面器のような器に入った大盛りのラーメンを食べるのを楽しみにしていたことを思い出した。

DSC02022_R.jpg

宮野さんの家にお邪魔するのは2回目になる。冬に訪問するのは初めてだった。久しぶりに、つららを見ることができた。屋根から切り離したつららの長さを比べるのも、子どもの頃の遊びの一つだったことも思い出した。

13時にお邪魔して、復員した元捕虜同士が交わした手紙やはがきを見せてもらったり複写したりし、その後記者によるインタビューが始まった。今回のインタビューは、捕虜体験を記した宮野さんの著書「タムガ村600日」に関連する。すでに本を読んでいるので、記者の質問も確認作業が中心となる。

記者のインタビューの後、わたしもビデオを回しながらインタビューした。

どうしても確認したかったのは、捕虜同士で天山山脈を越えて中国側に脱走する話し合いがあったのか。この1点だけだ。

わたしは、1993年に始めた「ツール・ド・シルクロード20年計画」で、トルガルト峠を通って中国側からキルギス側への峠越えに4回チャレンジし、自らの脚力による天山越えの目的を未だに果たせないでいる。

捕虜たちは、キルギス側から中国側へと自由の身になりたくて、天山越えを企てたのか。天山山脈のアプローチの方向が、全く逆である。また、捕虜が天山山脈を越えるとしたら、玄奘三蔵が越え、ロシアの探検家プルジュバルスキーも通った道を踏むことになる。こんなルートを知っていた捕虜にも関心があったのだ。

インタビューは3時30分まで続き、記者ともども日本酒1本をいただいて、5時過ぎの新幹線に飛び乗り家路についた。

電車から降りると、国立の空気の方が冷たかった。

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